私たちの身体は、40種類以上の元素が組み合わさってできています。
炭素・水素・酸素・窒素の4元素が約96%を占め、残りの4%を占める元素のことをまとめて「ミネラル」と呼びます。

ミネラルは、ビタミン同様、ごく少量でも生体にとって欠かせない元素で、宝物と呼ばれるだけあり、

私たちの精神・肉体・脳の全ての健康のために微量でもとても大切で、
全身の臓器や心の安定にも影響する神経の働きを円滑にする「潤滑油」の役割をしています。

火山灰に覆われている日本の土壌はカルシウムを中心にミネラルが乏しいと言われています。
そこに住む日本人にとっては、魚介類・海藻・天然の塩からミネラルの摂取はとても大切なことなのですが、
3.11の影響や魚の価格の上昇などにより、日本人の魚介類離れは深刻になってきています。 ミネラルは、人間の体内で作り出すことが出来ないので、食べ物から補うしかありません。

ミネラルとは、食品に含まれるカルシウムや鉄など、ビタミンと並ぶ重要な栄養素です。

ですが多くの日本人は、食事の質が悪くなってミネラル不足になり、心身を害しています。

●スーパーやコンビニで手軽に購入できるようになった弁当、惣菜、冷凍食品、レトルト食品などの原料には、水溶性成分とともにミネラルが溶け出た「水煮食品」が、たくさん使われるようになっています。

●多くの加工食品には「リン酸塩」がたくさん添加されており、ミネラルの吸収を阻害しています。

●加工食品の原材料の大半が精製されており、水煮食品と対になる「油脂」も精製されてミネラルが抜かれています。

つまり、私たちは普段の食事でカロリーは摂っているけれども、栄養素は抜かれており 知らずしらずのうちにミネラル不足になってしまう食事としてとっていることが多いのです。